ECILA RIP

Minecraftや開発の話をするブログです

いかにしてGrassLifeの世界観を確立するか

一週間ペースくらいで記事書かなきゃぜってー飽きるなぁということで、マイクラにおける世界観と、GrassLifeの世界観と、それを実現するための具体的なシステムの話をしたいと思います。

まえがき

一連のGrassLife周りのブログは、ぼくの思考の再整理といった側面が強く、とりあえず文章として吐き出すことによってアイデアを固めいく感じになります。ここに書かれていることが実現するとは限らないことを留意してください。*1

マイクラサーバーにおける世界観

大体の成功しているマルチサーバー*2(ぼくが過去に運営したものも含め)は、「世界観」というものは余り重視されていないように感じます。マイクラとマルチサーバーのPlugin*3の都合上、どうしても既存のマイクラに後付で色々加えることになるからです。よくあるパターンは、最初は適当にサーバーを開き、後からカスタムされたモンスターを追加したり、スキルを追加したり、アイテムを追加したり、というようなものです。ぼくの過去のサーバー*4でもそんな感じでした。一般的なオンラインゲームと違い、後付で特色を出していくのが許されるのがマイクラです。プレイヤーも後から何かが追加されることは承知の上参加していると思います。もちろん、世界観ベースで出来ているサーバーもあります。RPGサーバーや、PvPサーバーが良い例です。つまり、ぼくが言う「世界観」というのはRPGPvPなどの例にあるようなサーバー自体の方向性を示しています。

一方、世界観ベースのサーバーは企画として長続きしないように思えます*5。世界観を表現するためには、サーバー公開時に、世界観に則ったシステムなどが完成している必要があるからです。例えば、RPGサーバーであったら、初期の街(=建築物)やレベルアップのシステム(=Plugin)が必要でしょうし、PvPサーバーであったら、戦うステージ(=建築物)や勝敗を決するシステム(=Plugin)が必要でしょう。これらのものは機能は全て、公開時に出揃っている必要があります。勝敗も決まらず、ステージも無いのに、PvPサーバーを名乗るのは中々にチャレンジングなことでしょう。

世界観構築のコストと妥協のトレードオフ

過去のGrassLifeは、世界観構築をうまくやろうとしました。公開時に必要なものが多く大変になる一方、それを元にした仕様の追加は楽にするような設計をしていました。これは大失敗に終わりました*6。開発者が四人いるのにも関わらず、開発の先が見えず、その内開発を放棄するようになりました*7。先述した世界観ベースのサーバーが企画倒れすることを認知していながらも、あえてこの道を進んだのはアホの極みだったといえます。これは本当に良くない。

現在のGrassLifeは、やりたいこと(=夢)と、公開に最小限必要なもの(=妥協点)を切り分けて進めています。初期のコストを落とし、世界観の表現の幅を狭めつつも、GrassLifeの世界観をクリティカルにアピールしていくか、ということを日々考える必要があります。これは非常に難しいことで、特にぼくのように中途半端にプログラミングの知識を齧った人間は、「あれもこれも頑張れば実装できる」と思いがちです。タスクに対するコスト計算が出来ないのです。ここを自覚した上で、世界観を構築し、最小限の線引を行う必要があります。カレーパンを作るのには、パンが必要です。カレーも必要です。けど作るのは大変。だったらどこまでの味があればカレーパンっぽくなるか?ということを考える必要があります。カレー粉が入ってればカレーパンっぽくなるかな?どこまでの具が必要かな?という調整した線引が必要です。まぁ、蛇足な喩え話でしたね。

「世界観」観

GrassLifeは世界観ベースのマルチサーバーです。GrassLifeは、「生活」を重視したサーバーです。しかし、ここで疑問が残ります。「生活サーバーなんて普通のサーバーじゃないか」。その通りです。ぼくは、あくまでもマイクラのマルチプレイで遊ばせたいだけであって、別に悪の帝王がいてそれを討伐する物語があったり、二軍に分かれて一つの領地を取り合うような設定は必要ないのです。先述のぼくの世界観の定義に反しているようにも思えますが、GrassLifeは普通のサーバーの再発明を目指しているので、違うと言えます。普通のサーバーは「後付の設定」が沢山乗っかっていますが、これらに整合性があるとは限りません。これは、マルチサーバーの要素追加がPluginという限られたもので行われていることに起因します。多くのサーバーは、配布されているPluginを使用し、仕様を追加しています*8。こうなってくると、世界としては自然な流れとはいえなくなってしまいます。例えば、普通の生活サーバーに、いきなり空を飛ぶ機能が追加されたり、ワールドをワープする機能が追加されたり、というのは違和感があります。例えその機能が便利だとしても、Pluginとして独立してる以上、サーバー上にぶつ切りで存在してしまうので、各機能間の説得力に欠けるといえます。

ぼくはそれを面白くないなぁと思っています。

むしろ、それらの独立した機能間に説得力を持たせたらなんか面白そうに見えませんか? 「魔法っていう考え方があってさ」「魔法を宿したエリトラを装備すると一定時間自由飛行ができるのよ」「実はラピスラズリには魔法の力があって、ラピスラズリを集めたゲートを作るとワープゲートが作れてめちゃくちゃ便利なのよ」みたいな感じにすると、一気に世界観が出来上がると思いませんか?*9

ぼくはプログラマの端くれですが、自分のやりたいシステムをただ愚直に作っていくよりかは、自分のやりたいことを繋ぎ合わせて、いかに説得力をもたせるか、というのを考えるのに面白さを感じます。むしろ開発の足を引っ張っている分、ぼくは開発をしなけりゃいいのではないだろうか。

GrassLifeの世界観

ここからは、GrassLifeの具体的な仕様の話になります。

GrassLifeにおいては、前回の記事(そろそろGrassLifeの話をせねばなるまい - ECILA RIP)のような、ぼくの考えたさいきょうの基幹システム*10の上に、様々な知識を構築していきたいと考えています。

生活面

GrassLifeを設計するにあたって、大昔からやりたいと言っていることがあります。料理です。そもそもマイクラの食料においてジャガイモが強すぎるとか様々な背景があり、バニラに存在している食料全てにおいて調整を行うことは必須だと考えています。それだけでなく、食材を組み合わせて料理を作ることが出来たら面白いのでは無いかと考えています。大きな鍋に、魚や肉などの具材を入れて、料理が出来上がる。出来上がった料理は周りの人に振る舞うことも出来るし、それを生業にすることも出来る。美味しい料理を食べればいいことがあるし、まずい料理を食べたらなんか辛くなる(?)。みたいなものが出来れば良いなと考えています。料理システムの担当はぼくじゃないので、詳しいことは担当者に任せましょう。このシステムはいつか日の目をみることになるでしょう。

製作に関しても、手を加えたいと思っています。武器製作に関しては、GrassLife G0:Beta時代に独自のものを作ったりしました。

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レシピという型紙のようなものの開いているスロットに、素材を自由に当てはめることが出来、その素材によって作成成果物の性能が決定する、という製作フローを踏んでいました。このシステムはそこそこの反響がありましたし、このような雰囲気のものは改めて実装したいと考えています。もちろん課題点も多かったので、様々な改善を加えたいとは思っています。

他には、釣りも手を加えています。と言っても、バイオームなどごとに釣れるものが違ったり、スカがあったりするくらいです。これに関しては実はもう完成しており、半年以上眠っています。

エンチャントは強すぎるので廃止。ポーションも強すぎるので廃止します。代替のシステムはいずれ考えます。

戦闘面

戦闘面に関しても、手を加えなければいけないと思っています。生活の再発明なのに、戦闘面もやるのかよ、そこはいらんだろという感じがしますが、これには理由があります。まず第一に、マイクラの戦闘はどうあがいても最終的に戦闘に行き着いてしまうという点です。バニラの標準のゴールも、「エンダードラゴンを倒す」「ウィザーを倒す」のように、生活が豊かになったことにより戦闘力がつき、それにより強敵を倒す、というフローが出来ています。結局みんな戦闘がしたいんです*11。第二に、プレイヤーの生活に向上心を与えるためには、戦闘という軸が必要になるという点です。「ぼくは鍛冶屋さんとして武器をひたすら生産するんだ!」と言っても、上述の手を加えられた武器製作のフローを経て出来たものを、どのようにしてプレイヤーに売ればいいのでしょう。他の武器とは何が違うのでしょう。バニラの武器には、耐久度、攻撃力、攻撃速度くらいのパラメータしかありません。しかも、攻撃力も一番弱い木の剣で4、一番強いダイヤの剣で7となっており、下手にいじると火力のインフレが起きてしまいます*12。そこで、戦闘にも様々な仕様を加え、武器にパラメータを与えることで、他の武器と差別化を出来るようなシステムを組み上げる必要があります。これらから、生活の独自性をより活かすためには、戦闘が必須であると言えます。

おわりに

そろそろ講義の終了時間が近づいてしまうため、この程度にしておきたいと思います。最初に書いた通りあくまで自分のメモ書き程度のことなので、そこまで読まなくていいです。

*1:まぁそもそも誰も期待していないが。

*2:30人~接続のサーバー

*3:マルチサーバーを拡張するMODみたいなもの。

*4:ObsidianServer, SheepServer, NAGServerあたり。

*5:いくつものRPGサーバーやPvPサーバーがが企画倒れしているのを見ているしね。

*6:知ってる。

*7:主にぼくが。

*8:粋なシャレ。

*9:ここでは、魔法という魔法の言葉を使いましたが安直ですね。

*10:諸説ある。

*11:諸説ある。

*12:GrassLife G0:Betaでは実質攻撃力20余りの武器が作れてしまった。ゾンビすらワンパンである。